誌面連動企画
【連載】美しい野鳥
協力:NPO法人バードリサーチ
8月号の野鳥
File #12 ノビタキ
写真:熊谷 勝
ノビタキ [スズメ目・ヒタキ科] Saxicola torquata
スズメよりやや小さく、本州中部以北の平地から山地の草原などに夏鳥として飛来する。
雄は頭部と上面が黒く、腹部が白いが、胸に赤い色彩がある。雌は全体に黒褐色。秋には雄も雌と同じ黒褐色の冬羽となる。
※写真は親鳥から独り立ちして間もない幼鳥。
鳴き声:さえずり (MP3)録音者:梶本恭子
7月号の野鳥
File #11 カワガラス
写真:熊谷 勝
カワガラス [スズメ目・カワガラス科] Cinclus pallasii
スズメよりひと回り大きく、中流から上流の河川、山間部の渓流に生息する留鳥。
鳴きながら水面近くを一直線に飛び、石の上にとまっていると、尾羽をよく上下に動かす。
鳴き声:さえずり (MP3)録音者:バードリサーチ 平野敏明
鳴き声:地鳴き (MP3)録音者:バードリサーチ 平野敏明
6月号の野鳥
File #10 キビタキ
写真:熊谷 勝
キビタキ [スズメ目・ヒタキ科] Ficedula narcissina
スズメほどの大きさで、全国の平地から山地の広葉樹林に夏鳥として飛来する。雄は黒と黄色の色彩がよく目立つが、雌は全体に淡褐色。
春と秋の渡りのときには公園などでも多く見られる。
鳴き声:さえずり (MP3)録音者:バードリサーチ 高木憲太郎
鳴き声:地鳴き (MP3)録音者:バードリサーチ 植田睦之
バードリサーチニュースで詳細をご覧いただけます。
バードリサーチニュース 2015年6月号はこちら
5月号の野鳥
File #9 コマドリ
写真:熊谷 勝
コマドリ [スズメ目・ツグミ科] Erithacus akahige
オレンジ色のスズメほどの大きさの鳥で、全国の山地のササのある林に夏鳥として飛来する。雌は雄より少し淡色。
さえずりが美しいため、オオルリ、ウグイスと共に日本の三鳴鳥といわれる。
鳴き声:さえずり (MP3)録音者:バードリサーチ 平野敏明
4月号の野鳥
File #8 ベニヒワ
写真:熊谷 勝
ベニヒワ [スズメ目・アトリ科] Carduelis flammea
冬鳥として平地から山地の林や草原に飛来し、主に北日本に多く見られる。
群れでマツヨイグサやイネ科などの植物の種子を採食し、時々「チュイーン」という声で鳴く。
鳴き声(MP3)録音者:バードリサーチ 植田睦之
3月号の野鳥
File #7 ハヤブサ
写真:熊谷 勝
ハヤブサ [ハヤブサ目・ハヤブサ科] Falco peregrinus
雌はカラスほどの大きさだが、雄はひと回り小さい。主に全国の海岸、山地の河川沿いの崖などで見られる。
断崖の岩棚で営巣し、外敵が近づくと「キイ、キイ、キイ」というかん高い声で鳴く。
鳴き声(MP3)録音者:バードリサーチ 黒沢令子
バードリサーチニュースで詳細をご覧いただけます。
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2月号の野鳥
File #6 トラツグミ
写真:熊谷 勝
トラツグミ [スズメ目・ツグミ科] Zoothera dauma
特徴のある鳴き声で、別名ヌエとも呼ばれる。全国の平地から山地のよく茂った林に生息する。
全長30cmで雄雌同色。北部に生息する一部の個体は、冬期には暖地へと移動する。
鳴き声:さえずり(MP3)録音者:バードリサーチ 植田睦之
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バードリサーチニュース
1月号の野鳥
File #5 ハギマシコ
写真:熊谷 勝
ハギマシコ [スズメ目・アトリ科] Leucosticte arctoa
スズメほどの大きさで、主に冬鳥として全国の海岸や山地の岩場、草地などに群れで飛来する。
「ジュッジュッ」と鳴きながら地上を跳ね歩いて草の種を探す。
鳴き声(MP3)録音者:バードリサーチ 植田睦之
12月号の野鳥
File #4 イスカ
写真:熊谷 勝
イスカ [スズメ目・アトリ科] Loxia curvirostra
スズメよりやや大きく、多くは冬鳥として全国の平地から山地の主に常緑針葉樹に群れで飛来する。
雄は全体に赤色であるが、雌は黄緑色をしている。
鳴き声:さえずり(MP3)録音者:バードリサーチ 三上かつら
鳴き声:地鳴き(MP3)録音者:バードリサーチ 植田睦之
11月号の野鳥
File #3 シジュウカラ
写真:熊谷 勝
シジュウカラ [スズメ目・シジュウカラ科] Parus minor
全国の平地から山地の林に広く生息しているスズメほどの大きさの鳥。
冬期には他のカラ類数種と混群をつくり、採食しながら林の中を移動する姿が見られる。
鳴き声:さえずり(MP3) 録音者:バードリサーチ
鳴き声:地鳴き(MP3)録音者:バードリサーチ 梶本恭子
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10月号の野鳥
File #2 ノスリ
写真:熊谷 勝
ノスリ [タカ目・タカ科] Buteo buteo
カラスほどの大きさで、四国以北の山地で繁殖する。北日本では一部のものが、越冬のため暖地へと移る。
上空を飛翔する際には、尾羽を扇形に広げるのが特徴。
鳴き声(MP3)録音者:バードリサーチ 黒沢令子
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9月号の野鳥
File #1 アオバト
写真:熊谷 勝
アオバト [ハト目・ハト科] Treron sieboldii
種子島以北の広葉樹林に棲み、平地から亜高山帯に見られ、北の個体は冬になると暖地へ移動する。
雄には肩に暗赤色の模様があり、雌にはない。
鳴き声(MP3)
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熊谷 勝(くまがい まさる)
1957年岩手県一関生まれ。地元の高校を卒業後、仙台陸上自衛隊写真班へ入隊。4年後に除隊し、北海道室蘭へ移住、本格的に野鳥の撮影を開始する。近著に『野の鳥の四季』(青菁社)があり、2015年秋、同社よりハヤブサの写真集を出版した。